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東洋的美健食考 東洋の見地から美・健康・衣食住を考える
東洋的美健食考 つれづれ 健康とは 美しさとは 体を作る食事について 四季折々

 

美しさや健康、理想的な衣食住は人それぞれ-

 

 古来から人は美しさや健康、理想的な衣食住を求め、たくさんの美容法や健康法、暮らしの知恵が編み出されてきました。そんな昔から伝わる工夫の中から気になるものを追いかけてみようと思います。日常生活のなかにちょっとよいものを取り入れる、これもちょっとした幸せ。

 

 東洋の考え方には「調和=バランス」というキーワードがよくでてきます。いいものも悪いものも受け入れてバランスをとる「陰陽」の感覚はたくさんの選択肢がある今こそ重要になってくるのかもしれません。もちろん人にいいものが自分にも合っているとは限らないので、たくさんあるTipsの中から自分に合ったものをみつけてみてくださいね。

 

酵素玄米
酵素玄米

 

 第一回目は酵素玄米です。とある定食屋さんで初めて酵素玄米を食べた時は衝撃的でした。玄米ご飯といえば健康にはいいけれど「ぱさぱさ」「もそもそ」と いうのがそれまでの印象でしたが、とにかく「つやつや」「もちもち」でおいしいのです。さらにびっくりしたのがその後の体調。体も軽く胃が持たれない、お通じもよくなり体の奥から力が湧き出る感じ。栄養価が高い玄米をさらにおいしくいただける酵素玄米。1週間保温し続けて食べられるのでその間炊飯の手間から解放されるし、いつでもご飯があるという安心感も。いくつかのポイントを守れば安全においしくいただけますよ。

 

 

酵素玄米の炊き方-

 

用意するもの(5合分)

玄米 750g(5カップ)

小豆 45g(1/3カップ)

塩  5g(小さじ1)

水  1200cc(6カップ)

 

玄米を水で洗い、ほこりやごみをとりのぞく。玄米と小豆を合わせ、浸水して一日おく。

塩を加え、炊飯器の玄米モードで炊く。

炊けたらしゃもじで上下に返すように混ぜる。一日一回しゃもじで混ぜて3日たったら食べごろ。1週間で食べきる。

※ごま塩をかけて食べるとおいしいです。

 

 

ポイント-

 

玄米は胚芽の中に発芽抑制成分があり、そのまま食べると体によくありません。玄米を研がずに一日浸水することで、胚芽を傷つけずに発芽を促し無毒化します。

さらに、小豆といっしょに炊くことで炭水化物とタンパク質を同時にとることができます。野菜たっぷりのお味噌汁がつけばこの2品で完全食になるというわけです。

また3日以上保温すると玄米の糖質と小豆のタンパクが反応してメイラード反応がおこり、旨味と甘みが増してもちもちの玄米になり色も濃くなります。

メイラード反応により発生するメラノイジンという物質は抗酸化作用があり腐食も防ぎます。

 

食事の基本になる主食。おいしく食べて健康にいいものならいうことありません。一度試してみてください。